2004年09月23日

エスカレーター

停止しているエスカレーターを、
上り下りするのは気持ち悪いことらしい。
そういう人がいた。

今まであまり意識したことはなかったが、
それからというもの、エスカレーターを
上り下りする時には、気にしてみるようになった。

とくに気持ち悪いということはなかったが、
階段に比べて一段一段が高いため、
長いエスカレーターだとちょっとキツイなと感じるくらい。
そんな程度だった。

先日、停止している長いエスカレーターを、
一段の隙もなくぎっしり並んで上る機会があった。
選択の余地はなかったし、別にイヤでもなかった。

3分の1ほど上ったところで、異変は起きた。
足元を見ながら上っていたのだが、
なんだか動いているような...。

このエスカレーターは、周りを壁で囲まれていて、
上下に最低限の踊場があるだけの
いわばエスカレーター室のようなもの。
周りを見回しても、壁一色。
はるか上のほうを見上げて、やっとわかった。
人が見えなくなる、たぶんそこが終点だろうと
思えるところから、どんどん遠ざかっていたのだ。

他の人たちも気が付き足を止めた。

このまま普通のエスカレーターのように(後ろ向きだが)
下までたどり着いたとしたら...。

すぐこのエスカレーター室(?)から
着いた順に、廊下へ飛び出てくれないと、
モノスゴイことになったりはしないだろうか。
折り重なる人間の山を想像してしまった。

一瞬の間に考えたことだったが、本気で怖かった。

他の人たちが同じことを考えたのかどうかは
わからなかったが、皆、前を向いて走り出した。
いや、超早歩きだったかな。(笑)

そういえば、他の人たちが前を向いて
先へ進みだした理由はなんだったんだろう?

最終的には乗っていた人全員、
長いエスカレーターの到着する階まで
無事にたどり着くことができた。

周りを見回すと皆すごい息切れで、
それでも、今起こったことを口々に話し合っていた。
当然私も喋ったが、それ以上に笑った。

皆必死の早歩きだった。
エスカレーターは「一段につき一人だけよ」の幅の狭いもので、
誰も前の人を追い越せないのだ。
私も自分の安全のために必死だったが、
自分の前に間が空くのがイヤで更に必死になった。

必死だったのに、登りながら笑った。

だって、面白すぎる。(笑)

エスカレーターはゆっくり下がり続けていて、
いい大人が必死にならないと、前へ進めたことにはならない。

まるでルームランナーだった。

前へ進まなければ、キツイ階段状の
このルームランナーからは解放されない。

必死な大人たちの長い列。

結局、上階へたどり着いた時には、
距離にしてどのくらい上ったのか、見当もつかなかった。

ただ、ものすごく疲れた。

やはりあれは走っていたのかもしれない。
大人の長い列は、体力的に進む速度が遅すぎて、
早歩きにしかみえなかったのかもしれない。(笑)

止まっているエレベーターを使用するのは、
気持ち悪いどころではなかった。(^−^;

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posted by あんじゅ at 23:59| ☁| Comment(45) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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